misakiの絵日記

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進撃の巨人 考察2

海行く発案はハンジだとおもうんですよね。

アルミンはこの時点では求められないと意見言わないだろうし、ハンジは考えてることがつねにぶっ飛んでるイメージだから。

 

また進撃について語ります。


↓目次
■壁内でのハンジの知名度
■かわいがられるリヴァイ
■ハンジ団長の長所

 

■壁内でのハンジの知名度
エルヴィンから団長を引き継いだ時点でハンジの壁内での知名度やカリスマ性はほぼなかったと思います。
ハンジが団長になる直前の王政編で、新聞記者やフレーゲルに自己紹介していますがみんなハンジにピンときていませんでした。
しかしキースが団長の時点でエルヴィンは、

「エルヴィンの分隊はまだ死人を出してないんだって」
「へぇ… さっさと団長変えちまえばいいのにねェ」

と言われている通りすでに民衆からの支持がありました。
では、団長に知名度やカリスマ性がないとどうなるのか。
のちの展開でわかるように、団長に民衆がついてこないのです。
ハンジが団長になった直後つまりウォール・マリア奪還編の直後、上官(リヴァイとハンジ)に逆らったとしてエレンとミカサを牢に閉じ込めていました。
しかしハンジとリヴァイが出してもらうようにザックレー総統に掛け合った、さらに兵団(調査兵団憲兵団・駐屯兵団・ザックレー総統)も2人を出すことに賛成している会話をしています。

ハンジ「鎧と超大型を地に伏せた英雄を牢に入れていてはそれこそ示しがつきませんってね 加えて君たち(エレンとミカサ)が逆らった上官は鎧と獣を取り逃がしたのろまときてる」
エレン「そんなことは…」
リヴァイ「ようは兵団はお前らを罰している余裕もないってことだ」

もともと知名度のあったエレンはここからどんどん「英雄」として祀り上げられていかれたんだと思います。
その後結局ハンジは兵団から‟エレンの責任をどうとるのだ”と、イェーガー派から‟世界を変えるエレンを解放しろ”と2つの反対意見を押し付けられてる状態になっています…。

■かわいがられるリヴァイ
ちなみにリヴァイは、調査兵団に入る前のエレンに存在を知られていたり、憲兵のマルロに、

『リヴァイ兵長… 本物だ…』

とそこにいるだけで緊張感を与えていたことから知名度もカリスマ性も抜群にありました。
リヴァイには人類最強の戦闘能力、冷静な判断力、リーダーシップ、部下からの信頼度があります。
ではなぜエルヴィンは団長の後任をリヴァイではなくハンジにしたのか。
それはエルヴィンがリヴァイのことをとてもかわいがっていたからだと思います。
エルヴィンからハンジへ団長の後任が決まった後に、リヴァイに、

「指揮権の序列もこれまで通り私がダメならハンジ ハンジがダメなら次だ」

と話しています。
つまり、‟リヴァイは死なせないけどハンジは死んでも仕方がない”という考えからハンジに団長を託したのだと思います。
もちろんリヴァイは兵士長として生き残ってほしい逸材だから死なせたくないってのもあるだろうけど(兵士の長というくらいだから…)、本当に調査兵団のことを思うなら知名度もカリスマ性もあるリヴァイに引っ張っていってほしいって考える気がします…。
そういう意味ではハンジもリヴァイのことめちゃくちゃかわいがってますよね。
エレンを止めるために飛行艇を奪う前、

「イェーガー派ならもう4人殺したことだしね…」

と元仲間を殺した発言してますが、これは瀕死のリヴァイをかくまってる時涙流しながら銃殺してた相手のことだと思います。
これもリヴァイが逸材という理由もあるだろうけど、やっぱり情があるから守ってるように感じてしまう…。
そんで最終、エルヴィンから受け継ぎどれだけ大変か身をもってわかっている‟団長”をアルミンに託してますしね…。

■ハンジ団長の長所
ハンジの長所と言えば元気いっぱいの性格で巨人を科学的に研究して倒そうとしていること。
というのは普通に原作を読んだりアニメを見ているとわかることなので今回深堀はしません。
そのほかの長所、それは弱みを見せて相手の懐に入ること!!
これはエルヴィンやリヴァイにはない部分です。
ハンジは地ならしするエレンを止めるために、敵であるマーレの人(マガトやマーレ戦士)と協力することに成功しています。
もしエルヴィンやリヴァイだったらいろんな策を練って駆け引きしながらマーレの人に近づくだろうけどハンジの場合はシンプルに‟瀕死のリヴァイをさらけ出して相手の警戒心を取る”という白旗を上げた作戦?です。
エレンを止めるという目的は一緒だから駆け引きなしで付き合いましょう、というハンジの素直な人柄があらわれています。
さらに部下のジャンたちに協力をお願いするときも、団長として自分の弱さを暴露したうえで誘っていました。
協力者10人以上集まってけんかみたいになってもハンジは静かに敵国マーレのマガトを諭したり、シチューを作って部下のジャンにお替り注いだり、中立的に立ち振る舞っていました。
とても元上司のキースに、

「アンタの劣等感なんかと比べるなよ」

と個人的感情をぶちまけた人間とは思えません!
ハンジ自身、団長になっていろんなことを経験したから、自分のことばかり考えちゃいられないと成長したのだと思います。
あとハンジの長所と言えば責任感が強いこと!
責任感の強さは団長になる前の分隊長時代からですね。
ウォール・マリア奪還編で、ジャンが鎧の巨人を殺そうとするハンジを止めたせいで逃げられたと嘆いた時も、

「…私の判断だと言っただろ」

と自分の責任にしました。
団長になって兵団からエレンのことで責められてる時も、

「いくらでも処分は受ける しかし今私が兵団を退くことより無責任なことはない」

と最後まで責任を全うしようとしていました。
ただ、責任感が強いのって裏を返せばマジの弱音は誰にも言わなかったり本ッ当に近い人にしか言わないということなんですよね。

「こんなの… 初めて壁の外に出た時以来の感覚だ… 怖いなぁ…」

「エルヴィン… あんたの唯一の失策だ… なんで私なんか団長にしたんだよ…」

実はハンジも壁の巨人のことは怖いし、自分が団長であることはしんどいのです。
でも普段の‟ハンジのキャラ”からそんな繊細な部分は見えません…。
だからもっとマジの弱音を吐いてハンジに寄り添う人がいればちょっと楽になったかもしれなかったのにな、と思ったり。


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ここまでお読みいただきありがとうございます。
個人的に、ハンジが、エレンを出せというフロックにしっとり説教するシーンがすごく好きです。
この時のハンジは疲れてるからというのもあるだろうけど、がみがみではなく諭すように怒るのが年上上司って感じでめっちゃいい。
そらハンジに怒っていただけるなら喜んで懲罰房はいるわな、イェーガー派も。

あとはやっぱりハンジとリヴァイはバランスの取れたいいコンビだと思っています。
切れ者で素直なハンジと、戦闘力最強で冷静なリヴァイ。
お互い自分にない部分を認め合ってるっぽいし、2人だからこそ4年間反マーレ派義勇兵とパラディ島兵団の間を取り持ってこれたんじゃないかな、と思っています。(もちろん104期生が二人をしっかり支えたというのもあるとおもいますが)