misakiの絵日記

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京都旅行①

京都旅行にいってきました。

 

金曜日の夜、退勤してから京都へ。

泊まったのは何度か泊まったことのあるゲストハウス。

ラッキーなことに本来相部屋である女子部屋を独り占め。

ワクチン三回接種証明と日本在住の証明を提示して、全国旅行支援の適用がなされた。

 

支払い:▲5,200円

値引き:2,000円

クーポン券:3,000円

宿オリジナルクーポン券:1,000円

 

実際宿泊費として3,200円はらって4,000円分のクーポンもらったってことですね。

いやどういうこと。

 

私は早速クーポンで近所のドラッグストアで晩ごはん買ってきて、共有スペースで仕事してるオーナーの近くでおでんを食べていた。

そしたら2階から韓国人の青年二人が降りてきて、オーナーと私に餃子を振る舞ってくれた。

私も買った生ハムとお菓子を広げ、4人で飲んでしゃべることに。

私よりずいぶん年下の青年二人は徴兵が終わって日本旅行の最中だった。

英語ペラペラ、日本語若干、と言葉も堪能だし人生経験も豊富で、大阪弁しか話せないおばさんは圧倒された…。

しかも物腰も柔らかいっていう。

英語しゃべれたらいいよなぁ、こういうときほんま思う。

青年に、「明日の予定は?」ときかれ、鞍馬の火祭りを説明するため祭りのようすと、鞍馬寺にある天狗の置物の写真を検索して見せたら、「ピノキオ?」ときかれた。

私もオーナーも天狗が妖怪かかみさまかよくわからなかったので、鱗だきさんの画像見せたら、「ああ!」となっとくしてくれた。

さすが世界の「鬼滅の刃」。

判断仮面は判断されるのも早かった。

 

次の日はゲストハウスオリジナルのクーポンを使って近所のパン屋さんで朝食。

無添加のパンらしく、味もおいしかった!

接客してくださったおばさんも優しく、気分のいい朝になった。

 

ゲストハウスに戻ってタイミングよく韓国人青年二人を見送り、自分もチェックアウト。

時代祭」を見るために御所へ!

早めに到着したので、砂利に座って場所を取る。

続々と人が集まり、元気な高齢者で周りを固められてゆく。

あるおばあさんから「どこからきたの?」と声をかけられ世間話をし、別のおばあさんから「これ動画になってるやん?写真にしたいんやけど」とスマホを見せられ操作したりした。

こういう旅先でのやり取りいいな、楽しい。

 

そして始まった「時代祭」!

時代祭は、「祇園祭」「葵祭」と同じ京都三大祭の一つ。

簡単に言うたら、明治維新から平安時代までを遡るめっちゃ時代考証を重ねたコスプレ大行列。

馬車とかやぐらとかもあり、その行列が約2キロもあるく。

サイトをみると、サブタイトル?に、「~生きた時代絵巻~」とあった。

途中まで楽しく見てたけど、ある馬を指導者が列からはずし私らのまえで待機させる。

出番の時代がまだだったのか後列をチラチラ見る、馬についている指導者。

歩きたいのに押さえられる馬。

列に戻るがまた違ったのか脇で待機させられ、を繰り返し、馬のストレスがたまってついに「ヒヒン!」と鳴き暴れだす。

必死に止める指導者。

ガクガク震える私。

…別に誰も怪我させてないし観客側にもいってないけど、いつ襲って来るのかと考えたら怖すぎたわ馬。

結局、行列見てても、馬怖いに全部もっていかれるんで、世間話したおばさんに挨拶してリタイアした。

室町時代のことでした。

 

そのあとはお昼ごはんを食べに、上京区まで歩く。

1時間近く歩いた。

 

「ことばのはおと」というブックカフェ。

一度お昼ごはんを食べたことがあって、とても優しい味で好きだった。

芸人の食レポで「優しい味」は褒め言葉ではないけど、私は美味しいという意味で優しい味と感じた。

だからもう一度食べたかった。

店の様子も女性店員も静かな品がある。

私は目の前にあった誰かさんのブログ写真本を読んだ。

たぶん一般人男性の、妻と子ども二人とペットとの日常生活。

生活の写真が多く、日常の「幸せ」を感じられて素敵だった。

 

次は、「さらさ西陣」カフェに。

ここはもともと銭湯だった場所。

壁のタイルが素敵。

ここも以前きたときにホットの黒ごまラテ?をたのんで、それがすごく美味しかったのでまたきた。

大阪帰ってからも黒ごまラテを買ったり作ったりしたけど同じ味にはならなかった。

それでメニューみてびっくり。

おそらく私が頼んでたのは、「きなこミルク 黒糖入り」。

全然違うやん。

何が黒ごまやねん。

そんなわけで、今回はきなこミルクのアイスとホワイトチョコのクッキー頼んだ。

げろうま。

きなこミルク、この味でした。

ただ、今回も自分の記憶を頼りにかいてるので、実際何というものを飲んで食べてるかわかったもんじゃありません。

 

友達との待ち合わせまで時間があったので、出町柳付近をぶらぶら。

「糺(ただす)の森」を散歩することに。

糺の森は、古本市というイベントなどがひらかれる、きれいなちょっとした森。

真ん中に歩道があって、脇には大きな木が並んで、頭上をおおい、木のトンネルみたいになってる。

清々しい場所で、私の中のパワースポット。

 

糺の森にいくまでの道、もうきれい。

両脇は高級宿か高級住宅なのかな。

ライトアップもされ、おしゃれな道。

糺の森はこれの規模でかい版で、したが砂利、って感じです。

 

で、ついたのがもう真っ暗で、からすが、「ぎゃあ!!ぎゃあ!!」と泣きわめき、黒装束の若者たちがうろつく来たことのない糺の森でした…。

日が落ちるの早すぎるし、黒い若者たちはイベントやったんやろうか…。

パワーもらうどころか吸い取られたのでソッコー戻ってきました。

 

友達と合流し、「鞍馬の火祭り」!

鞍馬の火祭りは、もともとは世上不安を抑え平安を願うための祭りだったそう。

祭りの正式な時間的には日をこえるくらい長いけど、観光としての見所は6時から9時頃。

若い男性たちが「サイレイヤ、サイリョウ!」と叫びながらでっかい松明を数人でかつぎ、狭い鞍馬街道を歩いていく。

私がこの祭りをみたかったのは、森見登美彦さんの「夜行」という小説にでてきたから。

「夜行」では、火祭りの喧騒で長谷川さんがはぐれてそこから10年行方不明になる…。

どんなごちゃごちゃした祭りなんだと。

興味をそそられた。

森見さんが題材にする場所や行事って全部魅力的に見えるからすき。

 

で、駅降りた瞬間からめっちゃ混んでた。

想像以上にごちゃごちゃしてた。

そら長谷川さんもはぐれる。

コロナ以降こんなに長時間他人と密接になったの初めて…!

火が通っているらしいことは確認できるが火自体は確認できないので、遠目でみるとただの火事…。

 

でも警備の仕方や連携が上手で、どんな時間にいっても鞍馬街道を一通り通れるように誘導してくれた。

 

いや、火事。笑

細い街道の脇には定期的にかがり火(火を固定して置くやつ)が置かれ、真ん中はもちろん男たちが巨大松明をかついて「サイレイヤ、サイリョオオオ!!」と叫びながらずんずん歩いていくので、もう火しかない。

私自身も火の粉や灰をかぶったりした。

この非日常すぎる風景がおもしろく、途中ですごい笑えてきた。

さすが京都。

やってる規模がでかすぎる。

火が近いのと真ん中を通る鉾もでかいので、とにかくすっごい迫力だった!

「夜行」の世界を少し知れた…!

と感動してたら途中で友達とはぐれる。

待ってそこまで再現するつもりないねん、とドキドキしながら友達と再開したときは、お互いパラレルワールドの住人でないか確認しあった。

 

鞍馬の火祭り、とても楽しかったです!

 

その日泊まった宿は、漫画読み放題のホテル!

京都の友達が、おすすめしてくれた。

安くてきれいで漫画読み放題、と。

でもその日は漫画読む元気なく寝た。

 

続く。