まえの記事の続き。
朝御飯は、「旬菜いまり」という京料理屋さんで食べた。
おいしかった!
白ごはんは土鍋で炊き立て。
朝御飯にシャケがあるとか、なんて良質な朝。
1番おいしかったのは、なすの煮物。
関西弁でいうと、「よおしゅんでた(=めっちゃ出汁が染みてた)」
なすってあんなおいしくなるんや。
店は厨房含め女性一人と男性二人で回してて、3人とも若かった。
カウンター席だったので様子をずっとみてしまってたわ。
女性がてきぱきしててすごかった。
ホテルに戻ってからは、部屋で漫画を読む。
借りたのは、「進撃の巨人」と「orange」。
「京都にきて進撃??」と友達に突っ込まれたけど、前日は丸々ハンジに会えてなかったので、会いたかった。
「orange」は、5巻まで読んだけど内容忘れてたので、5.6借りた。
タイトル、「orange」の意味がわかったとき鳥肌!
「進撃の巨人」もだけど、タイトルの意味を引っ張ってくる作品好き。
あとこういう静か系?の恋愛漫画のコマの間やモノローグがすごく好き。
おしゃれでジーンとくる。
ほんで「orange」の翔、菜穂、スワ、の関係が、まんま「進撃の巨人」のエレン、ミカサ、ジャンすぎてびっくりした。
その後の展開まで一緒やん…。
切なすぎる…。
いろいろ語れるけど止まらんので次。
チェックアウトしてからは二条城へ。
将軍の御殿では、いろんな間(部屋)の様子が覗けた。
襖や壁に描かれてる絵には意味があって面白かった。
虎→威嚇してる意味を表す。来賓者を最初に待機させる場所。
松→永遠に続く繁栄を表す。将軍への用件などを取り次ぐ場所。
雪・梅・散る桜など→季節の流れを感じさせる。「大広間」に次ぐ公式の場所。
巨大な松・鷹→勇壮な印象。武器を納める場所。
檜・楓→優美な印象。朝廷からの使者を迎えた場所。
いろいろ深かったわ。
景色バリきれい。
二条城は天守閣がないので、京都の絶景が見渡せるってほど高いところで景色はみれない。
けど、はれてたし風も適度に吹いてて、とても気持ちがよかった。
京都市って街中だけど山に囲まれてるのが好き。
二条城の敷地の中にあるお茶屋さんではんなりとお茶をすることに。
きれいに剪定された中庭をみながら抹茶と和菓子のセットを頼んだ。
抹茶はセルフにするかたててもらうか選べて、うちらはセルフを選んだ。
私も友達も詳しい作法まではわからないけど少しかじってたので、普通にしゃかしゃかしてお茶を楽しんだ。
なんかこの空間がすごく好きだった。
ちらほらいた客もうるさくなく、とにかくいい天気だったので、静かでよかった。
和菓子も、器が玉手箱みたいでかわいいし、特に真ん中の紅葉のねりきりがもちもちしておいしかった。
二条城をでてから、ずっといきたかった、「チャーミングチャーハン」へ。
京都の人から、「何を頼んでもチャーハンがつく変なお店があるよ。チャーハンを頼んでもチャーハンがついてくるよ。」といわれ、そんないかれた店があるのかとめっちゃ爆笑したの覚えてる。
中川家のラジオでも、「チャーミングチャーハンは何頼んでもチャーハンついてくんねん。食べ終わったら器のそこに『チャーミングチャーハン』ってかいてんや。」って言うてて、絶対行こってなった。
で、到着。
昔ながらの中華の食堂。
玄関ではたばこも吸えて、おじさんたちがちらほらいた。
メニューは、「餃子300円(チャーハン付き600円)」と、まさかのチャーハン付きの値段を赤字で説明付き。
ただ、唐揚げや野菜炒めにも(チャーハン付き○○円)(チャーハン付き○○円)(チャーハン付き○○円)と赤字で書いてたのでちょっと気持ち悪かった。
念のため店員に、「この餃子300円のやつは、これ頼んだら餃子だけきて、チャーハン付き頼んだら、餃子とチャーハンがくるんですよね?」と、メニューみたまんまのことをきいた。
で、餃子・チャーハン付きを頼んだ。
味はおいしかった。
観光値段になれてたので、あの満足度で600円か!となった。
器には、縁に、「チャーミングチャーハン 21~」と店の名前と電話番号書いてて笑った。
器に電話番号はさすがに謎。
…って思ったけど配達サービスしてるんやったら謎ではないんかな。
まー、想像よりいかれてなくて残念だったけど、安くておいしくて満足した。
ここで友達と話した漫画の解釈?や考え方みたいなのが同じで嬉しかった。
そこからまた歩く。
新風館発見。
入る。
私が京都にいたときは新しくなるまえで、閑散としてた。
でもこの新風館は、中庭がきれいになってて、入ってるお店も粋なのがおおく、楽しかった。
ブックカフェでコーヒーとプリンを食べ、旅人が使いそうなものが売ってる雑貨屋にはいったりした。
旅人の雑貨屋で、著名人?が選ぶ旅の本、みたいなテーマの冊子があった。
そこに私の大好きな「サマーバケーションEP」入ってたのすごい嬉しかった。
この小説は、神田川の源流から東京湾に向けて歩くという、それだけの話。
この『散歩』を旅って解釈するのいいな。
旅って解釈させる作者の手腕がすごいんだけども。
旅の本といえば、私的に「深夜特急」だけど、王道すぎるからか入ってなかった。
新風館でてからは、お目当ての店行くけど欲しいものが冷凍でテイクアウトできず、お目当てのカフェ行くけど食べたいものがその店舗にはなく、断念。
そのまま大阪に帰ってきました。
この二日間日常から離れられてとても楽しかったです!
月曜日から日常に戻されてきついけど、また京都とか非日常なところ行きたい。